英語のディクテーションは効果があるのか?
効果を実際に確かめるため、2024年1月よりディクテーションを実施しています。
今回はその5回目として、
- 2回分のディクテーションの実績
- リスニング中に出てきた役に立ちそうな文
- 覚えておくべきリエゾン
を紹介します。
ディクテーションのやり方はこちらを参考にしてください。
1回のディクテーションは動画で約1分間となり、単語数は約100ワードとなります。
使用している動画は、AMAZON PRIMEで見ることのできる、”まほうのレシピ”です。
本記事が、皆さんの英語学習の役に立てれば、と思います。
この記事で紹介すること
- ディクテーションの実績(正答率)
- 役に立ちそうな構文
- 覚えておくべきリエゾン
ディクテーションの実績
2回分の正答率ですが、
1回目:106/167 ≒ 63%
2回目:74/108 ≒ 74%
1回目は前回に引き続き7割を切っています。
上記の正答率はスペルミスは正解としています。ただし、音をうまく聞き取れている、意味が分かった時に正解としています。
特に、固有名詞(人の名前や物の名前)のスペルミスをカウントしないようにするためです。
1回目、2回目ともに、古い表現に苦戦していました。
この頃は50年前にいなくなった男の子がそのままの状態で現世に戻ってきて、その子が昔の表現を使う場面が多くなっています。
ただし、古い表現は現在ほとんど使えないので、聞き取れる必要はほとんどないですが、なんとなくこんなこと言っているんだろうな、が分かれば良いと思います。
役に立ちそうな構文
今回のリスニング中に出てきた、使えそうな表現をいくつか紹介します。
- He may look modern but you still have some works to do.
- She runs away whenever she gets call.
一つ目のセリフのシーンは上記の記憶喪失の子に対して、主人公たちに現在の言葉を教える必要があるね、といったシーンです。
そのため、彼は(見た目は)現代的に見えるが、あなたはまだやるべきことがあるね、という文章になります。
look+形容詞で”形容詞に見える”、work to doで”するべきこと”、と二つとも使えそうな表現です。
二つの目のセリフでは、主人公たちの一人が最近電話の際に必ずどこかへ行ってしまうことを指摘しているシーンです。
そこで、彼女は電話に出る時いつでも逃げ出すね、という文章になります。
こちらはwheneverが使われている構文です。
リスニング中でwhatever, wherever, wheneverはよくありますが、元々これらを使った文章をほとんど知らないので、聞き取るのに苦労します。
これを機にこの構文をそのまま覚えるつもりで使えるようにしたいですね。
覚えておくべきリエゾン
今回のリスニング中に出てきた、リエゾンをいくつか紹介します。
下記の印をつけた部分が、音が連なって聞こえてきます。
- But no matter what she tells you, touch is no longer a thing.
- We're just on our way to get lunch.
聞こえ方は、発音記号を書けないので、それっぽい英語で表記しています。
一つ目は、"namarawa"(ナマラワ)と聞こえます。
matterのtはrに似た発音となり、"マター"よりも”マラー”に近くなります。
また、whatのt音もほとんど聞こえません。
二つ目は、”were”(ワー)と聞こえます。
be動詞の過去形のwereと同じ発音に聞こえます。
we'reは”ウィーア”よりも”ワー”と発音する方が多いように思えます。
英語の時間でも教えてほしいことですね。
以上のように、法則はほとんど同じですが、たくさんの英語を聞き取っていかないと、知っている単語も聞き取れなくなります。