英語のディクテーションは効果があるのか?
効果を実際に確かめるため、2024年1月よりディクテーションを実施しています。
今回はその4回目として、
- 2回分のディクテーションの実績
- リスニング中に出てきた役に立ちそうな文
- 覚えておくべきリエゾン
を紹介します。
ディクテーションのやり方はこちらを参考にしてください。
1回のディクテーションは動画で約1分間となり、単語数は約100ワードとなります。
使用している動画は、AMAZON PRIMEで見ることのできる、”まほうのレシピ”です。
本記事が、皆さんの英語学習の役に立てれば、と思います。
この記事で紹介すること
- ディクテーションの実績(正答率)
- 役に立ちそうな構文
- 覚えておくべきリエゾン
ディクテーションの実績
2回分の正答率ですが、
1回目:121/161 ≒ 75%
2回目:73/108 ≒ 68%
2回目は久々に7割を切っています。
最近は、7割超えでしたが、時には難しい時もあります。
上記の正答率はスペルミスは正解としています。ただし、音をうまく聞き取れている、意味が分かった時に正解としています。
特に、固有名詞(人の名前や物の名前)のスペルミスをカウントしないようにするためです。
1回目、2回目ともに、構文に苦戦していました。
構文については次で説明しますが、whateverやwhereverはよく使われますが、慣れるのが難しいです。
聞き取った英語をそのままイメージとして理解できるようになるには、練習しかないですね。
(スクリプトを見た後ですが、)何回も聴き、シャドーイングすることで、長い文章も聞き取れた感じになります。
役に立ちそうな構文
今回のリスニング中に出てきた、使えそうな表現をいくつか紹介します。
- Whatever you're making smells amazing.
- That's not what I meant.
今回のシーンは、喫茶店で働いている男の子が、喫茶店の店長に愛想を尽かして、出て行こうとしているシーンです。
一つ目のセリフでは、あなたが作るものはなんでもすごい(良いイメージ)匂いね、という文章になります。
二つの目のセリフでは、それは私が意味しているものではない、となっています。
一つ目はwhateverが使われている構文です。
リスニング中でwhatever, wherever, wheneverはよくありますが、元々これらを使った文章をほとんど知らないので、聞き取るのに苦労します。
これを機にこの構文をそのまま覚えるつもりで使えるようにしたいですね。
二つ目はそのまま覚えて使いたい表現です。
このwhat節は、文頭でも出てくる表現です。
多くのwhat節の表現を覚えていきたいものです。
また、what Iはリエゾンで、ワライと聞こえるのも要注意です。
覚えておくべきリエゾン
今回のリスニング中に出てきた、リエゾンをいくつか紹介します。
下記の印をつけた部分が、音が連なって聞こえてきます。
- I'll be out of your way in a second.
- Didn't you get my letters?
- Well if you had, you'd know you had my blessing to cook here.
- Only if you want me to.
聞こえ方は、発音記号を書けないので、それっぽい英語で表記しています。
一つ目は、"I'll be outov"(アイル ビ アウダブ)と聞こえます。
outのtとofが連なって、”タブ”、”ダブ”、”トブ”、”ドブ”のように聞こえてきます。
二つ目は、”Didn tyu”(ディドゥン チュ)と聞こえます。
notのtとyouが連なって、"チュ"と聞こえます。
三つ目は、”wellif”(ウェリフ)と聞こえます。
二つ目と同様に、wellのlとifが連なって、”リフ”に聞こえます。
四つ目は、”onlifyu wame”(オンリーフュ ワミ)と聞こえます。
これは三つ目と同じくonlyのi音とifが連なって、”リフ”、さらにifのfとyouが連なって、”フュ”と聞こえます。
また、wantのntは聞こえず、meと連なって、”ワミ”と聞こえます。
(ここでは、toはトゥーと発音していますが、よくwant me toはワミダと発音されることもあります。)
以上のように、法則はほとんど同じですが、たくさんの英語を聞き取っていかないと、知っている単語も聞き取れなくなります。