英語のディクテーションは効果があるのか?
効果を実際に確かめるため、2024年1月よりディクテーションを実施しています。
今回はその3回目として、
- 2回分のディクテーションの実績
- リスニング中に出てきた役に立ちそうな文
- 覚えておくべきリエゾン
を紹介します。
ディクテーションのやり方はこちらを参考にしてください。
1回のディクテーションは動画で約1分間となり、単語数は約100ワードとなります。
使用している動画は、AMAZON PRIMEで見ることのできる、”まほうのレシピ”です。
本記事が、皆さんの英語学習の役に立てれば、と思います。
この記事で紹介すること
- ディクテーションの実績(正答率)
- 役に立ちそうな構文
- 覚えておくべきリエゾン
ディクテーションの実績
2回分の正答率ですが、
1回目:83/116 ≒ 72%
2回目:112/147 ≒ 76%
両方とも7割程度となっています。
最近は、だいたい7割程度です。リスニング教材としては、7割弱聞き取れるのが良いので、この教材は自分としては良いと思っています。
上記の正答率はスペルミスは正解としています。ただし、音をうまく聞き取れている、意味が分かった時に正解としています。
特に、固有名詞(人の名前や物の名前)のスペルミスをカウントしないようにするためです。
1回目、2回目ともに、固有名詞やマイナーな単語で苦戦しています。
また、長い文章(andやorでつながったり、when節などがある文章)はなかなか英語をイメージとして理解するのは大変です。
聞き取った英語をそのままイメージとして理解できるようになるには、練習しかないですね。
(スクリプトを見た後ですが、)何回も聴き、シャドーイングすることで、長い文章も聞き取れた感じになります。
役に立ちそうな構文
今回のリスニング中に出てきた、使えそうな表現をいくつか紹介します。
- We're sorry about the misunderstanding last night.
- The one that kept staring at you funny.
今回のシーンは、昨日の夜に、記憶喪失の男の子が主人公たちに自分の言っていることを信じてもらえず、翌日に再開したシーンです。
また、再開した後では、魔法で主人公たちの言うことをなんでも信じてしまい、記憶喪失の男の子は”(3人の老婆のうちの一人の)老婆の甥”であると説明されています。
一つ目のセリフでは、(主人公たちが)昨夜は誤解してごめんね、という文章になります。
二つの目のセリフでは、あなたをおかしく見続けた人(がおばさん)よ、となっています。
一つ目はsorry about 名詞で名詞でごめんなさい、と言う表現ですね。特に状況について申し訳なさを示すときに使用します。
二つ目は関係代名詞です。また、不完全な文章となっています。
このセリフの前に”Which one is ***?”と聞かれていますので、その答えで、”彼女よ”みたいな感じになります。
時々、このような不完全な文章も出てくるので、ディクテーションの時にisなどの動詞を入れなくなりたいですね。
覚えておくべきリエゾン
今回のリスニング中に出てきた、リエゾンをいくつか紹介します。
下記の印をつけた部分が、音が連なって聞こえてきます。
- But he definitely needs more trust.
- I haven't had a home made meal.
- How long am I staying with her?
- Do my folks know I hit my head?
聞こえ方は、発音記号を書けないので、それっぽい英語で表記しています。
一つ目は、"buti"(バリ)と聞こえます。
heのh音は聞こえず、butのtと連なって、”ティ”(tはrっぽい音になり、”リ”)と聞こえてきます。
二つ目は、”haven hada”(ハブン ハダ)と聞こえます。
notのtは聞こえず、hadのdとaが連なって"ア"と聞こえます。
過去完了で、動詞がhaveの場合には、英語からイメージするのは難しいです。
三つ目は、”amai”(アマイ)と聞こえます。
amのmとIが連なってアマイに聞こえます。
四つ目は、”knowai”(ノゥワイ)と聞こえます。
これは三つ目と同じリエゾンです。
以上のように、法則はほとんど同じですが、たくさんの英語を聞き取っていかないと、知っている単語も聞き取れなくなります