英語のディクテーションは効果があるのか?
効果を実際に確かめるため、2024年1月よりディクテーションを実施しています。
今回はその1回目として、
- 2回分のディクテーションの実績
- リスニング中に出てきた役に立ちそうな文
- 覚えておくべきリエゾン
を紹介します。
ディクテーションのやり方はこちらを参考にしてください。
1回のディクテーションは動画で約1分間となり、単語数は約100ワードとなります。
使用している動画は、AMAZON PRIMEで見ることのできる、”まほうのレシピ”です。
本記事が、皆さんの英語学習の役に立てれば、と思います。
この記事で紹介すること
- ディクテーションの実績(正答率)
- 役に立ちそうな構文
- 覚えておくべきリエゾン
ディクテーションの実績
2回分の正答率ですが、
1回目:55/80 ≒ 69%
2回目:130/155 ≒ 84%
1回目は7割を切っていますが、2回目は8割越えとなっています。
同じ教材でも、リスニング箇所によって難易度が異なります。
上記の正答率はスペルミスは正解としています。ただし、音をうまく聞き取れている、意味が分かった時に正解としています。
特に、固有名詞(人の名前や物の名前)のスペルミスをカウントしないようにするためです。
1回目は難しい単語(zilch, amnesia)があり、全然聞き取れませんでした。
ただし、これらの単語はよく使われないので、潔く諦めます。
2回目は簡単な単語が多く、ほとんどのミスは冠詞(aかthe)でした。
冠詞も正確に把握すべきか?ですが、ライティングの勉強のためにも、何故ここでaなのか、theなのかを勉強するためにもやっておくと良いでしょう。
役に立ちそうな構文
今回のリスニング中に出てきた、使えそうな表現をいくつか紹介します。
- I don't know who I am where I live.
- You know my name but you won't tell me who I am.
今回のシーンは記憶喪失の男の子が出てきて、その男の子のセリフとなります。
また、主人公たち(女の子)はその男の子のことを知っています。
なので、一つ目のセリフでは私は誰か、どこに住んでいるのかも分からない、という文章になります。
二つの目のセリフでは、主人公たちは男の子の名前を知っているのに、君たちは私が誰かを教えようとしない、となっています。
どちらも間接疑問文が使われていますね(間接疑問文、という名前を覚える必要はないです)。
これらの文を覚えておいて、例えば1番目のI amをyou areに変えて、表現を増やすこともできます。
覚えておくべきリエゾン
今回のリスニング中に出てきた、リエゾンをいくつか紹介します。
下記の印をつけた部分が、音が連なって聞こえてきます。
- What have you done for money?
- You're looking at me like I'm a lost dog.
- You look like just run over your cat.
聞こえ方は、発音記号を書けないので、それっぽい英語で表記しています。
一つ目は、"wha dove yu"(ワ ダブ ユ)と聞こえます。
whatのtとhaveが連なって聞こえてきます。
また、youは”ユー”ではなく、短く”ユ”としか聞こえません。
二つ目は、”lookin gat”(ルッキン ガt)と聞こえます。
lookingのgとatのaが連なって、”ガ”となります。
また、atのtはわずかに聞こえる程度です。
もう一つは、”li kai ma”(ライ カイ マ)と聞こえます。
likeのkとIが連なって”カイ”、I’mのmとaが連なって”マ”となります。
三つ目は、”runover”(ラノーバー)と聞こえます。
これも同じように、runのnとoverのoが連なって”ノ”となります。
以上のように、法則はほとんど同じですが、たくさんの英語を聞き取っていかないと、知っている単語も聞き取れなくなります。
今後も英文やリエゾンを紹介していきます。