英語のリスニングに対して、次のようなことを思ったことはないでしょうか?
- TOEICではそれなりの得点を取っているのに、ネイティブの会話が聞き取れない。
- 海外の映画を英語のまま聞き取りたい。
実際、学校での教育ではきれいな英語の聞き取りは行っていますが、ネイティブの会話にあまり触れてないと感じます。
本屋さんに行っても、英語のリスニング教材はいっぱいあり、どれが良いか迷いますよね。
私はリスニングを向上させたいと思い、10以上の本を試しています。
中でも現在は、齋藤兼司著”留学しないで「英語の頭」を作る方法”(中経出版)を基にリスニング能力を鍛えています。
そこで本記事では、上記の書籍を基にどのようにリスニング能力を鍛えるかを記載します。
この記事で紹介すること
- なぜ英語が聞けないのか?必要な能力は?
- リスニングの注意点
- ディクテーション方法
なぜ英語が聞けないのか?必要な能力は?
まず、なぜ英語が聞けないのか?
齋藤さんの書籍では、「私たちの脳が英語を雑音として処理しているから」と記載されています。
確かに、日本語でも興味なく聞いている(ふりをしている)ものは全く聞き取れないですね。
では、どのような能力が必要なのか?齋藤さんの本では、以下の3つが必要と書かれています。
- 英語の音を拾う能力
- 拾った音を英語として認識する能力
- 認識した英語をイメージで理解する能力
しかも、これらをまとめてではなく、個別に、しかも段階的に鍛えていくのが効果的、と記載されています。
リスニングの注意点
リスニングの注意点として、齋藤さんの書籍では、以下が挙げられています。
リスニングの注意点
- ネイティブが自然に話しているナチュラルスピードの英語を聴く
- 英文や英単語の後に日本語訳が録音されている教材は絶対に避ける
- 同じものを繰り返し聴く
- 7〜8割程度の音が聞けるようになるまでは、同じ教材を聞き続ける(目安は10〜20回)
- 聞き流しはNG(ただし、耳の意識を英語に向けられる”ながら聴き”はOK)
- スクリプトをすぐに確認しない
以上を注意しながら、ディクテーションを実施していきます。
ディクテーション方法
私は、AMAZON PRIMEを利用して、”まほうのレシピ”を見ながらディクテーションに励んでいます。
理由としては、以下です。
- ネイティブのナチュラルスピード(5〜7割程度聞き取れる)
- スクリプトがある(確認用で必要)
- 何回も聞くために、短時間の巻き戻しが可能(本当は5秒くらいが個人的には良い)
では、私が実際に行なっている手順は以下の通りです。
ディクテーションの手順
- 1文ずつ、ディクテーションを実施(単語ごとに音声を止めずに、文単位で)
- 聞き取りは書き取れるまで何度も実施
- スペルミスは気にせず、聞き取った音を英語で表記(カタカナはNG)
- 15分くらい書取りを終えたら、答え合わせ(私の場合は、だいたい1分程度の動画、約100ワード)
- 答え合わせでは、リエゾンも確認する(後述)
- 聞き直しを10分程度実施
- 聞き直しではシャドーイングも実施
リエゾンについて、説明します。
リエゾンとは、音と母音や単語と単語が連結するなどして、音が変化する現象です。
日本語の例で言うと、”○○だった”←”○○であった”
英語でも、”that I”は「ザット アイ」と言わずに”ザライ”と聞こえます。
(本当はカタカナ表記は良くありませんが、分かりやすさのためにカタカナで表記しています)
リエゾンを理解していないと、知っている単語でも全く分からなくなります。
まとめ
大まかなディクテーション手順は以上となります。
実際にディクテーションの結果や、どういった文が役立ちそうかを今後も掲載していきます。
また、今回齋藤さんの書籍の中からリスニングのやり方の中からディクテーションのやり方を紹介しました。
他にも、聞いた英語をイメージで理解する方法、リーディング方法、ライティング方法も記載されています。
英語教材としては、個人的におすすめですので、興味を持たれた方は是非とも購入してみてはいかがでしょうか。