英語のディクテーションは効果があるのか?
効果を実際に確かめるため、2024年1月よりディクテーションを実施しています。
今回はその2回目として、
- 2回分のディクテーションの実績
- リスニング中に出てきた役に立ちそうな文
- 覚えておくべきリエゾン
を紹介します。
ディクテーションのやり方はこちらを参考にしてください。
1回のディクテーションは動画で約1分間となり、単語数は約100ワードとなります。
使用している動画は、AMAZON PRIMEで見ることのできる、”まほうのレシピ”です。
本記事が、皆さんの英語学習の役に立てれば、と思います。
この記事で紹介すること
- ディクテーションの実績(正答率)
- 役に立ちそうな構文
- 覚えておくべきリエゾン
ディクテーションの実績
2回分の正答率ですが、
1回目:103/131 ≒ 79%
2回目:104/141 ≒ 74%
両方とも7割程度となっています。
前回は7割を切っていたり、8割越えだったのように、同じ教材でも、リスニング箇所によって難易度が異なります。
上記の正答率はスペルミスは正解としています。ただし、音をうまく聞き取れている、意味が分かった時に正解としています。
特に、固有名詞(人の名前や物の名前)のスペルミスをカウントしないようにするためです。
1回目はリエゾンがうまく聞き取れない部分が2箇所がありました。
2回目は省略語が急に出てきて、聞き取れませんでした。
(スクリプトを見て、やっと意味がわかるようになっているので、減点箇所です。)
こういったその場でしか使われない用語も聞き取れるように訓練しかないですね。
役に立ちそうな構文
今回のリスニング中に出てきた、使えそうな表現をいくつか紹介します。
- He doesn't seem to remember any of it.
- That makes him our responsibility too.
今回のシーンは主人公たちは昔、魔法でいなくなった記憶喪失の男の子を、主人公たちの魔法で戻した後のセリフとなります。
一つ目のセリフでは、彼は何も覚えていないようだ、という文章になります。
二つの目のセリフでは、それ(主人公たちの魔法)は彼を私たち(主人公たち)の責任にしている、となっています。
一つ目はseem to ~~で何々のようだ、と言う表現ですね。
二つ目は使役のmakeです。
これらも基本形を覚えておいて、様々な言い回しを使えるようにしたいですね。
特に、使役のmakeはなかなかリスニングですぐに使役だ、って認識しにくいですね。
覚えておくべきリエゾン
今回のリスニング中に出てきた、リエゾンをいくつか紹介します。
下記の印をつけた部分が、音が連なって聞こえてきます。
- And he hasn't aged 50 years.
- I have a spare room I can take him in until we figure something out.
- Did you see how mad grandma was?
- I don't ever want to be on the receiving end of that.
- They said to let them handle him.
聞こえ方は、発音記号を書けないので、それっぽい英語で表記しています。
一つ目は、"andi"(アンディ)または”any”(エニィ)と聞こえます。
heのh音は聞こえず、andのdと連なって、”ディ”と聞こえてきます。
時々、dの音も聞こえず、nと連なって聞こえることもあります。これは苦手です。
二つ目は、”takimin”(テイキミン)と聞こえます。
また、himのh音は聞こえず、takeのkと連なり、さらにhimのmとinが連なって聞こえます。
このように3単語以上重なると元々の単語はほとんど分からなくなります。
三つ目は、”homad”(ハマッド)と聞こえます。
howのw音がほとんど聞こえません。
(今回はgrandmaが後に続いているので、her my grandmaという風にしか聞こえませんでした。なんでher?)
四つ目は、”wanna”(ワナ)、もう一つは”endov”(エンドブ)と聞こえます。
want toをwannaと書くこともあり、よく使われるので、これは覚えておきましょう。
似たようなもので、be going toをbe gonna (ガナ)もありますので、合わせて覚えましょう。
もう一つもendのdとofが連なって聞こえてきます。
五つ目は、”saidle”(セドゥレ)と聞こえます。
連結、というより、これはtoがほとんど聞こえません。
おそらく、”セッド トゥ”→”セッドゥ”→”セッド”となったのではないでしょうか?
また、letのt音もほとんど聞こえません。
このようにかなり弱い音は練習しないと、聞き取れませんね。
以上のように、法則はほとんど同じですが、たくさんの英語を聞き取っていかないと、知っている単語も聞き取れなくなります。